2026/04/20 (更新日:2026/04/20)
【 頭の“呼吸”が乱れると、体はどうなるのか 】
【頭の“呼吸”が乱れると、体はどうなるのか】
「最近なんか変なんです」
そう言って来院された患者さんの話は
前回お伝えしました。
施術後に
「頭が軽い」「呼吸しやすい」
と変化を感じた方です。
実はこの変化、 ただ“気持ちいいから”ではありません。
体には
普段意識している呼吸とは別に
“もう一つの呼吸”があります。
それが
**一次呼吸(いちじこきゅう)**と呼ばれるものです。
これは
脳や脊髄を包んでいる
脳脊髄液のリズムとともに起こる
とても繊細な動きです。
頭の骨(頭蓋)も
完全に固まっているわけではなく
わずかに動きながら
このリズムに関わっています。
もしここに乱れが起きると
・頭が重い
・ぼーっとする
・呼吸が浅くなる
といった状態につながることがあります。
さらに重要なのが
頭の中心にある**蝶形骨(ちょうけいこつ)**という骨。
この周囲には
体のバランスやホルモン、自律神経に関わる
**視床下部(ししょうかぶ)**があります。
つまり 頭の微細なバランスの崩れが 自律神経の働きにも影響する可能性がある ということです。 ここからは私の考察ですが 体の歪みや緊張が強い状態では この“頭の呼吸”も小さくなり 結果として 回復しにくい体の状態に つながっているのではないかと感じています。 だからこそ当院では 「頭蓋を調整する」というよりも 患者さんの呼吸に合わせて “動きやすい状態へ誘導する” という感覚で施術を行っています。 強く何かをするのではなく 呼吸に合わせて 体が自然にゆるむ方向へ導いていく。 すると 深く息が吸えるようになり 体にしっかり酸素が入る状態が作られます。 実際 「呼吸が深くなった」 「力が抜けた」 と感じる方が多いのはこのためです。 そしてここが大切なのですが どれだけ良い施術でも 体がガチガチに固まった状態では 本来の効果は発揮されにくいです。 逆に言えば 体が整った状態で受けることで 変化はより大きくなります。 頭の調整は “特別なこと”ではなく 本来持っている機能を 取り戻すきっかけです。 では実際に ・どんな人がこの状態になりやすいのか? ・日常でできる整え方はあるのか? このあたりは次回、詳しくお伝えします。





