2025/12/22 (更新日:2025/12/08)
顎関節症と頭痛はゼット!?頭を締め付ける筋肉が原因!
こんにちは。たいち鍼灸整骨院の嶋田です。
- ・ハワイ大学解剖学
- ・日本自律神経研究会技術
- ・書籍や新聞掲載多数
- ・医師・著名人が通う
- ・医師が諦めた症状を改善
当院では、改善実績を多数持っています。
顎関節症に伴う頭痛の正体は、顎を動かすための強力な筋肉が頭蓋骨を過剰に締め付けていることによる物理的な圧迫です。
現代社会において、無意識の噛み締めや食いしばりは習慣化しており、これが顎だけの問題に留まらず、頭全体をヘルメットで締め付けられるような頭痛へと発展しています。
この記事では、顎の不調がなぜ頭痛という形で現れるのか、その解剖学的なつながりと構造的なメカニズムについて、施術者の視点からお伝えします。
顎の筋肉が頭を締め付けるメカニズム
顎関節症と頭痛がセットで起こる最大の理由は、顎を動かす筋肉が実はこめかみから頭の横側全体に扇状に広がって付着していることにあります。
側頭部の筋肉が頭蓋骨を圧迫します。食事や会話だけでなく、ストレスを感じた時や集中してパソコン画面を見ている時、私たちは無意識に奥歯を噛み締めています。この時、顎の関節だけでなく、こめかみから耳の上にかけて広がる側頭筋という大きな筋肉が強く収縮します。
顎の筋肉は、頭蓋骨を覆うように付着しているため、過剰な緊張が続くと、頭の横側から内側に向かって持続的な圧力がかかり、これが締め付けられるような頭痛の直接的な原因となります。
頭蓋骨の継ぎ目に負担がかかります。頭蓋骨は一つの塊ではなく、パズルのように複数の骨が組み合わさってできています。顎周りの筋肉が硬直し、不均等な力が加わり続けると、この骨の継ぎ目である縫合部分に微細な歪みやストレスが生じます。
この物理的なストレスが、頭全体の重だるさや、鉢巻で締められたような不快感を引き起こします。
首の緊張が痛みを増幅させる連鎖
顎関節症による頭痛は、顎周りの筋肉だけでなく、頭を支える首の後ろ側の筋肉との連動した緊張によっても引き起こされます。
前方頭位が顎と首の負担を倍増させます。スマートフォンの操作などで頭が前に出る姿勢は、下顎を後ろに引き込む力を発生させ、顎関節を圧迫します。同時に、首の後ろ側の筋肉は重い頭を支えるために常に緊張状態を強いられます。
顎と首の筋肉は筋膜で繋がっているため、顎の緊張は即座に首の付け根や後頭部の緊張へと連鎖し、そこから頭全体へと痛みが放散していきます。
血流不足が脳を過敏にします。顎と首の筋肉が硬く張ることで、頭部へ向かう血管が圧迫され、脳への血流が滞りがちになります。新鮮な酸素が不足することで脳は痛みに過敏になり、通常の緊張型頭痛よりも強く、しつこい痛みを感じやすくなるという悪循環に陥ります。
まとめ
顎関節症に伴う頭痛は、顎を動かす筋肉による頭蓋骨への物理的な締め付けと、姿勢の崩れによる首への連鎖的な緊張が複合した結果であると結論づけられます。鎮痛剤で痛みを感じなくさせても、頭を締め付けている筋肉の物理的な硬さを解かない限り、頭痛は繰り返されます。
私たちは、身体全体のバランスを丁寧に確認し、不調の根本的な原因にアプローチすることで、不調を繰り返さない身体づくりをお手伝いします。
当院では、専門家による手技で、こっている箇所をピンポイントに刺激します。
- また、適切な力加減で刺激するため、効果的に身体の症状を改善していくことができます。
身体の辛い症状にお悩みの方は、当院にご相談ください。
あなたが望む結果を得られるよう全力で務めさせていただきます。





