2025/12/15 (更新日:2025/12/08)
顎関節症にマッサージは効くのか(痛みが緩和する理由とは)
こんにちは。たいち鍼灸整骨院の嶋田です。
- ・ハワイ大学解剖学
- ・日本自律神経研究会技術
- ・書籍や新聞掲載多数
- ・医師・著名人が通う
- ・医師が諦めた症状を改善
当院では、改善実績を多数持っています。
顎関節症にマッサージを行うことは、一時的な痛みの緩和には有効です。しかし、根本的な解決策にはなり得ません。
なぜなら、顎の筋肉が硬くなるのは、崩れた姿勢や頭の位置を支えるための防御反応であり、その原因を取り除かない限り、筋肉はすぐにまた硬直してしまうからです。
この記事では、マッサージがなぜ一時的な効果に留まるのか、そして顎の筋肉を緩めるために本当に必要なアプローチについて、施術者の視点からお伝えします。
マッサージが一時しのぎの理由とは
顎周りの筋肉をほぐしてもすぐに元に戻ってしまうのは、その硬さが頭を支えるために必要不可欠な命綱となっているからです。
スマホやパソコン作業で頭が前に出る現代特有の姿勢は、重力に対して頭を支える負荷を顎や首の筋肉に集中させます。この状態でマッサージをして筋肉を緩めてしまうと、身体は頭を支えきれなくなると判断し、反射的により強く筋肉を固めて防御しようとします。
つまり、マッサージは一時的に血流を良くして楽にはなりますが、身体の構造が崩れている限り、筋肉は再び硬くならざるを得ない宿命にあります。
顎の不調を招く全身の連鎖とマッサージの限界
顎関節症の根本原因は、顎の痛むところではなく、土台となる骨盤や背骨の歪みにあります。マッサージではこの骨格の配列という物理的な問題にはアプローチできません。
身体の軸が傾いていると、私たちは無意識に顎の位置をずらして平衡感覚を保とうとします。この全身のバランスを取るための代償行為として顎が緊張している場合、いくら患部を揉んでも、大元の傾きが正されない限り負担は消えません。
マッサージは表面的な疲労を取るケアとしては優秀ですが、骨格の歪みによって常に引っ張られている筋肉の環境そのものを変える力はないため、根本的な改善には至らないのです。
まとめ
顎関節症のマッサージは、症状を一時的に和らげる手段に過ぎず、筋肉を過剰に緊張させている構造的な歪みという根本原因には届かないと結論づけられます。
繰り返す痛みや違和感を断ち切るためには、刺激だけでなく、全身の構造的なバランスを整える必要があります。
私たちは、一時的な緩和ではなく、身体全体のバランスを丁寧に確認し、不調の根本的な原因にアプローチすることで、不調を繰り返さない身体づくりをお手伝いします。
当院では、専門家による手技で、こっている箇所をピンポイントに刺激します。
- また、適切な力加減で刺激するため、効果的に身体の症状を改善していくことができます。
身体の辛い症状にお悩みの方は、当院にご相談ください。
あなたが望む結果を得られるよう全力で務めさせていただきます。





